◆SAVERと出会って、「すきま時間」の常識が変わった
奥寺 実は、日々施工を楽しんでいる私たち加盟店がSAVERを好きなのは、「どうだ、すごいだろ?」と品質を自慢することはないのに、実はSAVER自体もすごい製品であることなんです。溶剤1本で全てが済むし、施工品質に個人差が出ないし、道具も小さくてコンパクトなのに、光沢感がすごいんです。
小島 私も6層くらいコーティングしたら、2年半たったのに、今でも「機種変更したんですか?」と聞かれることがあります。
奥寺 今ではスマホのガラスコーティングも珍しいサービスではなくなり、お客様の中にも、スマホのコーティングをご存知の方もおられます。そんな方ほど、SAVERが自然乾燥で3日で9Hに達する点と、光沢感が優れている点に驚きます。
小島 SAVERの水滴接触角測定試験の結果は約85度ですから、画面に付着した水分を直角以上に弾き返す力があります。つまり、画面が汚れにくいし、濡れにくいし、ゴミや油も付着しにくく、拭き取りやすいということです。顔の皮脂や指紋が画面に付着しても、それは実際、「付着した」というよりは「乗っかっている」に近い状態です。
奥寺 マイクロファイバータオルでさっと一拭きすれば、すぐに画面がピカピカになって光沢感がよみがえります。女性や社長さんは、きれいでピカピカ輝く画面が「運気が上がる、気持ちがいい」と好きな方が多いですし、母親であればお子さんが使うタブレットは頻繁に汚れるので、SAVERを施工してからはモバイル機器が清潔になったと喜ばれる方も多いです。
小島 運気が上がる、気持ちがいい、子供が清潔に使える・・・有り難いご感想です。それが「価値」というものです。私たちが押し付けたのではなく、お客様に発見され、理解され、説明され、共有された価値です。そういう自然な言葉が集まる製品、サービスであることが何より大切です。
奥寺 当たり前のことですが、製品自体の品質が高く、信頼できて、サービスがシンプルであることがどれだけ大切でありがたいか、お客様の笑顔を見るたびに初心に返る思いです。私はこれまで数ヶ国の外国人のお客様のスマホに施工したことがあり、SAVERを塗った後の喜びは日本人と同じでした。中には、日本人には大げさに見えるくらい、喜ばれた方もおられます。
小島 スマホは、人類が歴史上初めて、所得、人種、地域、宗教、文化を超えてリアルタイムで共通に所有した道具ですから、その喜びは世界中、どこでも同じです。SAVERが日本での創業とほぼ同時期に輸出を始められたのも、既に海外にも大きな需要があったからです。
奥寺 フィリピンやインドネシアでは、シングルマザーの方々がSAVERだけで子供を学校に行かせられるようになりました。娘を持つ母として、「10分」という単位の時間が3,000円の収入になるSAVERは、かけがえのない仕事です。SAVERに出会うまで、私にとっての「すきま時間」とは、パートを掛け持ちする間の数時間とか、帰宅後娘が帰るまでの時間とか、娘が寝た後の空き時間とか、週末の空き時間の意味でした。それが、SAVERなら10分でも活用できます。3,000円を稼ぐのに、パートなら4時間もかかります。こんな効率の良さは、他の仕事では不可能です。
小島 25年間かけて多くの外国語を習得してきた私にとって、「すきま時間」とは、外国語を習得する時間と同義語ですから、その意味で「10分」は、ちょっとした勉強ができる価値ある時間でした。「10分で仕上がり、即支払い」という仕事ができれば、ラーメン屋よりも速い。ケミカルの技術は、そんな夢を可能にできる。
奥寺 しかも、仕込みも準備もいらないし、重い道具を持ち運ぶ必要もないし、カフェや自宅でも、いつでも働けます。小さな子供がいても大丈夫だし、子供が風邪を引いて自宅にいる間でも、友達が来てくれれば、子供を寝かせたままSAVERの仕事ができます。小島さんが創業時に「バリアフリービジネスにする」と言っていたのは、こういう意味だったのかといつも感じます。
小島 私は幼い頃に父を亡くし、母が奮闘する姿を見て育ちました。母子家庭に付き物の悔しさや悲しさを味わったこともあります。子供の頃は、そういうもどかしさをどうすることもできませんでした。でも今は違う。私は世の中の困っている人々の問題を解決する立場の人間になりました。
奥寺 SAVER、つまり「助けてくれる人」という意味は、スマホを守り、プラスチックを節約し、環境を守るという意味も備えていて、名称自体が強いブランドメッセージを持っていますよね。特に外国の方は、SAVERという名称を聞いて、「本当にすごい、実によく考え抜かれているブランド名だ」と言ってくれます。
小島 その本質を大切にし、目の前の一台一台を丁寧に仕上げる喜びを忘れなければ、SAVERは必ず、自分の生活や仕事に小さくとも確実な希望と変化をもたらす製品であり続けます。市場や時代に合わせるのも大事ですが、SAVERは何より、人間性の本質に合わせた製品であることを大切にしていきたいです。
奥寺 私もそう感じています。今日はどうもありがとうございました。
~スペシャル対談~
躍進の原動力は「最高硬度9H」ではなかった。
SAVERは時代のニーズをどう捉え、商品化されたのか?
今だから話せる「開発秘話」を創業者が語る。